こんにちは、終活のSEです。
今日はキーボードの徹底清掃の手順を書き記します。
キーボード徹底清掃の手順
清掃で使用する用具
清掃で使用する用具です。キーボードの汚れや静電容量無接点方式やメンブレン方式などキーボードの方式によって清掃で使用する用具が異なります。なおこちらで紹介している清掃用具はマウスなどの清掃にも使用できますのでオススメです。
キーキャップ引き抜き工具
キーキャップを引き抜くための専用工具があります。使い方を間違わなければ、キーキャップなどに傷をつけずにキーキャップを引き抜くことができます。
使用可否 | メンブレン方式 | パンタグラフ方式 | メカニカル方式 | 静電無接点容量方式 |
キーキャップ引き抜き工具 | ◯ | × | ◯ | ◯ |
エアダスター
特に汚れが酷くなければ特に必要ありませんが、外装についているホコリや、分解清掃時にホコリを飛ばすために使用します。キーボードの方式に関係なく利用可能です。
無水エタノール、除菌ウェットシート
キーキャップなどについている汚れの拭き取りに使用します。汚れが酷い場合や除菌を徹底したい場合はキーキャップ引き抜き工具利用してキーキャップを外して中性洗剤などを使って清掃することをオススメします。
なおキーキャップを外して清掃する場合は、機器に近い部分になり不要な故障を起こさないように無水エタノールで清掃することをおすすめします。
綿棒
指では清掃できなようなところを綿棒を使って清掃します。
徹底清掃手順
電源周り確認
安全に清掃できるようにUSB接続やキーボードに電池などを内蔵している場合は清掃前に事前に取り外しておきます。
キーボードの汚れ確認
まずはキーボードやキーキャップの汚れを確認しましょう。ここで後の手順でどのような清掃をするのか決めます。
また特定のキー応答が悪い場合、キーキャップを取り外すしてホコリやゴミを取り除くことでキー応答が正常に戻る場合がありますが、キーボード方式によっては破損しやすいタイプがありますので注意してください。
ホコリ除去
ホコリがひどい場合は、エアダスターを使って予め取り除けるホコリを飛ばしておきましょう。特にホコリがひどくなければこの手順はスキップします。
キーキャップ配列を保存
この後の手順でキーキャップを取り外して清掃しますが、キーキャップの位置を忘れてしまわないよう、スマートフォンなどを使って現在のキーキャップの位置を保存しておきましょう。
なお念の為に保存した画像でキーキャップの位置が正確に把握できることを確認しておきます。
キーキャップ取り外し
キーキャップを引き抜くための専用工具を使ってキーキャップを取り外します。一般的に専用工具で対応しているキーボードの方式は次のとおりです。
使用可否 | メンブレン方式 | パンタグラフ方式 | メカニカル方式 | 静電無接点容量方式 |
キーキャップ引き抜き工具 | ◯ | × | ◯ | ◯ |
パンタグラフ方式のキーボードには取り外すための専用工具がありません。マイナスドライバーなどで慎重に取り外すことが一般的だとは思います。
またパンタグラフ方式のキーボードの取り外しはあまりオススメしません。理由はキーキャップの接続部分が折れやすく、取り外す際に折れてしまうことがまれにあるためです。折れてしまうと完全に元に戻すことはできません。何らかの応急対処しかなくなるためリスクを承知の上で作業してください。
キーキャップ清掃
取り外したキーキャップを一つずつ汚れを確認して清掃します。
全体的にキーキャップが汚れている場合は激落ちくんや少し濡らしたタオルを使って汚れを落とします。強めに何度も擦ったり拭いたりすると、印字面がかすれたりしますので注意してください。ここでほぼすべての汚れを取り除いておきます。
すべての汚れを取り除いた後は、目に見えない汚れをプラスチックボールなどの容器に中性洗剤を水で薄めたものに浸け置きで取り除きます。浸け置きは半日ぐらいで十分だと思います。
浸け置き後、何度か水洗いで中性洗剤を取り除きましょう。この水洗いの際もキーキャップを傷つけないよう軽くすすぎ流す程度が良いと思います。
すすぎ流した後は、キーキャップを一つずつ汚れなどがないか再度確認しながら、水気をタオルで取り除きます。なおタオルで水気が取り除きにくい部分もあるため半日程度風通しの良いところで乾燥させましょう。
キーボード本体清掃
キーキャップを取り外した後のキーボード本体を清掃しましょう。
ホコリや汚れがひどい場合は、エアダスターで吹き飛ばします。その後、無水エタノールや除菌ウェットシート、綿棒で傷をつけないように丁寧に汚れを取り除いていきます。
特にメンブレン方式のキーボードは、キーキャップをつなぐ爪の部分が折れやすいため、破損しないように丁寧に掃除しましょう。
組立
取り外したキーキャップが完全に乾いていることを確認して、保存しておいたキーキャップ配列を元にキーボード本体につけていきます。
こちらもメンブレン方式は破損しやすいため慎重に取り付けしましょう。
動作確認
応答が悪かったキーも含め、1文字ずつキー入力をしてキーが正しく反応しているか確認しましょう。
定期メンテナンス
定期的にメンテナンスすることで清潔な状態をたもつことができますが、作業が非常に面倒なのと手間と時間がかかるため極力汚さないことが重要だと思います。
年末などの年1回ぐらいに定期メンテナンスすることで基本的に十分なのかなと思います。