こんにちは、終活のSEです。
今日はエルゴヒューマン(ERGOHUMAN)の高級オフィスチェア、Ergohuman PRO の欠点についてまとめてみました。
本記事のテーマ
エルゴヒューマンの欠点について答えます。
なおエルゴヒューマンを実際に使ってみた記事はこちら、エルゴヒューマンとゲーミングチェアの比較というテーマはこちらそれぞれのテーマで記事を書いているので参考にしてみてください。
エルゴヒューマン プロ
エルゴヒューマン プロの各機能を使ったことがあるハーマンミラーのアーロンチェアとAKRACING ゲーミングチェア PRO-X SERIESと比較して、欠点をあらいだしてみます。
ヘッドレスト
機能性
角度と高さ調整が可能で、頭をサポートを調整することが可能です。
アーロンチェアはそもそもヘッドレストがないので比較はできませんが、ゲーミングチェア PRO-X シリーズはヘッドレスト用のクッションを使って高さの位置調整が可能です。ただ角度は調整することができません。
エルゴヒューマン プロはヘッドレストの高さも角度も調整できるわけですから、機能性の面で欠点はないと思っていて、細かいところまで十分に調整可能です。
操作性
椅子から立つ必要がありますが、高さと角度を自由に変更することが可能です。立つことで特に問題なく、操作できヘッドレストを調整することが可能です。(もちろん立たなくてできるという人もいるとは思いますが、私は立たないとうまく調整出来なかったです。)
ゲーミングチェア PRO-X シリーズは、高さ調整が容易で椅子から立つ必要性がない分、操作が楽です。
ヘッドレストの操作性では、細かい調整ができる機能が付いている分、操作性は少しだけ下がるといったところでしょうが、欠点というところでもないと思います。
クッション性
エルゴヒューマン プロはメッシュのためクッション性やフィット感はあまりなく、頭をヘッドレストに預けきるというような感じはなかったです。
ゲーミングチェア PRO-X シリーズは、クッションのためフィット感があり、頭をヘッドレストに預けるという点では、エルゴヒューマン プロよりは良いと思います。
クッション性は、メッシュの張った感じがいい人はエルゴヒューマン プロ、フィット感を優先するならクッションなどのゲーミングチェア PRO-X シリーズが良いと思います。
ランバーサポート
機能性
エルゴヒューマン プロのランバーサポートですが、角度が調整できそうなケーブルのようなものがついていますが、私が触った範囲だと調整できそうにないくらい硬かったです。またランバーサポートだけを押し出したり、角度をつけるようなことも出来なかったように思います。
ただランバーサポートが弱い、もしくは腰へのサポートをもっとフィットさせたいという場合は、座面を背中側へ移動させたり、座面を上げたりする微調整をすることが可能です。
アーロンチェアもポスチャーフィット機能で調整可能ですが、エルゴヒューマン プロの方がより腰への細かい調整が可能です。ただそこまで腰に対して調整が必要とも思いませんでしたが、微調整にこだわる人はエルゴヒューマン プロをオススメします。
ゲーミングチェア PRO-X シリーズもクッションによるランバーサポートがありますが、クッションの厚みなどを変更することができないため、クッションによる高さ位置調整以外ができないのが欠点です。
エルゴヒューマン プロは、ランバーサポートに対しても細かな調整が可能な機能を持ち合わせているので、欠点というものは見当たりません。
操作性
ランバーサポートの高さ位置を替える場合は、背面にある左右のツマミを持って上下へスライドさせる必要があり、調整の度に立ったり、座ったりする必要性があるため少し面倒です。機能性のところでも書きましたが、座面での微調整も可能ですが、こちらも都度立ったり座ったりする必要性があります。
アーロンチェアもこのあたりは一緒ですが、ゲーミングチェア PRO-X シリーズは座ったまま手軽に手で微調整することが可能です。
背もたれの高さ調整機能と、座面前後、上下機能で調整できる分、操作性はやや面倒ですが、機能性とトレードオフだと思います。
クッション性
私個人としては、調整後のランバーサポートの硬さとフィット感は、柔らかくなく丁度いい張りのメッシュだったので良かったです。
アーロンチェアも付いてはいるのですが、そもそも正しい姿勢で座る、座れるように設計されている椅子なのであまりランバーサポートが効いている感じはしないと思います。ゲーミングチェア PRO-X シリーズは、クッションのため腰へフィット感は良いですがサポートされているほどのクッションの張りもないので物足りない人がいるのかもしれません。
エルゴヒューマン プロとしてこの部分についても欠点らしいものは無いように思え、逆にここまで微調整できる椅子も珍しいのではないかと思います。
リクライニング
機能性
エルゴヒューマン プロは、24.9度リクライニングすることができ、リクライニングした状態で止めることも可能です。またリクライニングさせるときのテンションも変更ができます。
アーロンチェアもリクライニング、テンションは変更できますが、リクライニングした状態で止めることができません。逆にゲーミングチェア PRO-X シリーズはテンション変更はありませんでした。
エルゴヒューマン プロは、リクライニング機能性では欠点は見当たりません。
操作性
エルゴヒューマン プロは、座ったままの状態でリクライニングのテンション以外を調整することが可能です。リクライニングのテンションについては気分で都度変えるものではないので、一度調整しておけば十分だと思います。
このあたりはアーロンチェア、ゲーミングチェア PRO-X シリーズもほぼほぼ同じような感じなので差はないのではないかと思います。
アームレスト
機能性
エルゴヒューマン プロのアームレストは、矢印の4方向にそれぞれ動作します。ほぼ不自由なく調整できると思いますが、あえて言うなら赤矢印の方向には、カチッカチッと段階があるわけではないので使用中に少しずれやすいかもしれません。
アーロンチェアとゲーミングチェア PRO-X シリーズ共に赤矢印の方向には動作することができません。
調整幅についての検討余地があるとは思いますが、機能性は抜群で欠点はないと思います。
操作性
座った姿勢のままアームレストの各機能を操作できるようになっているので操作性は抜群です。
ゲーミングチェア PRO-X シリーズはエルゴヒューマン プロと似たような操作性ですが、アーロンチェアはデザイン性を重視しているため操作性が良いとは言えません。
何度もアームレストの高さなどを調整する必要がある人は、エルゴヒューマン プロの操作性があれば十分で欠点はないと思います。
クッション性
クッション性でいうと柔らかさは、アーロンチェア、続いてエルゴヒューマン プロ、ゲーミングチェア PRO-X シリーズです。
正直なところアームレストにずっと肘を付くようなことが想定できる作業をしている場合は、エルゴヒューマンぐらいまでが許容範囲ではないかと思います。
座面
機能性
座面高さ調整、座面昇降、奥行き調整機能が付いており、矢印の方向にそれぞれ調整することが可能です。素晴らしい。
アーロンチェアは、座面高さ調整、前傾姿勢用の機能が付いていますが、座面昇降や奥行き調整機能は付いていません。ゲーミングチェア PRO-X シリーズは座面高さ調整機能のみになります。
座面の機能性で欠点といえるような部分はないと思います。
操作性
座面高さ調整、奥行き調整機能は、座ったままレバー操作ができますが、座面昇降は椅子から降りた状態で座面したのレバー操作が必要です。
アーロンチェアは座ったまま調整が可能ですが、エルゴヒューマン プロと同等のことができるといった具合でしょうか。ゲーミングチェア PRO-X シリーズはそもそも機能がないので比較できません。
座り心地
モールドクッションも選択できる座面。残念ながら私は座ったことがありませんのでメッシュだけでいうと、座り心地は良かったです。
アーロンチェアはエルゴヒューマン プロよりもメッシュの張りはっきりしていて、このあたりは座る人の体重や好みが分かれるような気がします。ゲーミングチェア PRO-X シリーズはクッションのため座り心地は私は良く、まったくヘタらなかったですが、体重が重い人はヘタってくるそうです。
エルゴヒューマン プロの座り心地は良かったので欠点は見当たりません。
キャスター
移動性と静音性
椅子を動かす際に移動の妨げになるようなことはなかったです。またフローリングですが椅子を移動させるときの音はそれなりにといったところでしょうか。
アーロンチェアと比較してもそれほど違いを感じることはありませんが、強いて言うならエルゴヒューマン プロは椅子そのものが重いため、椅子の移動量が多い方は少し不満に思うことがあるかもしれません。
ゲーミングチェア PRO-X シリーズと比較しても移動性と静音性にそれほど差があったようには私は思えませんでした。
デザイン
エルゴヒューマン プロは、少し工学なデザインのため物々しい感じがあると思います。
特に前後から見たときの、機能的な役割分担された各部位が少し多人数のオフィスで多く並んでしまうと「何だこの物々しい椅子は?」というような印象を覚えてしまうのではないかなと思います。嫌いではないのですが、少し圧があるように感じます。
アーロンチェアは、後ろから見ても前から見ても多人数のオフィスでも違和感があまりないデザインで、好まれそうなデザインの椅子だと私は思います。
ゲーミングチェア PRO-X シリーズは、ゲーム用途なのかなと思い、多人数が利用するオフィス向きのデザインではないような気がします。
私の結論としてはエルゴヒューマン プロはそれぞれの部位の目的・機能性を重視したデザインのため好みが分かれるのではないかと思います。
価格
価格は正直比較してもしょうがないとは思いますが、機能性、操作性、デザイン性でみてもコストパフォーマンスは十分良いのではないかと思います。
細かい調整機能も充実しており申し分なく、操作性も何度も調整する必要性がでてくるものは、全て座ったまま調整が可能。座面をモールドクッションにすることもでき、色も12色から選択することでき、更にメッシュで価格は10万円前後と、非常にリーズナブルであると私は思います。
エルゴヒューマン プロの欠点は?
それぞれの部位を機能性や操作性で比較してきましたが、欠点というほどのものは無いような気がします。
エルゴヒューマン プロは価格が高いこともあり、何らかの欠点がないかと探している人がいると思います。私も購入前は他の椅子と比べて何か足りない機能や耐久性の面で問題ないのか?といろいろと調べました。
ただ一度もエルゴヒューマン プロに座ることなく購入しましたが、後悔するどころか、高いお金を払ったかいがあった。ここまで良い椅子なのかと、喜びも大きかったですし、何よりも椅子に座る時間は長くなりましたが、細かい調整が可能な分、疲れにくくなりました。
なお私がエルゴヒューマン プロからアーロンチェアに変更したのは、デザイン面だけです。どちらの椅子も満足した買い物でしたし、後悔もまったくしていません。それほどどちらも実にいい出来の椅子だと私は思っています。
なおメッシュかモールドクッションで迷っている方もいるとは思いますが、正直なところメッシュは通気性通い分、座り心地はモールドクッションよりは多少落ちると思います。それでも私はメッシュを勧めますが後悔がないのは、ご本人が実際に座ってみて選択することだと思います。
デザインや機能性に価格分の価値があると考える人は、エルゴヒューマン プロの購入を検討すると良いと思います。価格分の価値は私は十二分あった椅子だと思っています。