こんにちは、終活のSEです。
15年頃前と2019年のヤフオクを比べて便利に感じた点を書いてみましたが、逆にリスクが増えたのではないかと感じた部分もありましたので記事にしてみたいと思います。
昔よりも商品の品質リスクが増えたと感じた
良識の低下?
商品に詐欺っぽいものが増えているのではないかと感じた部分がありました。例えばコンピュータのCPU。あるストアではものすごい数のCPUが売買されていました。そこで出てくるのがジャンク品で動作未確認。ノークレーム、ノーリターンという文言。
ジャンク品で動作未確認。ノークレーム、ノーリターンであることは特に問題ないのですが、低価格なCPUの刻印を削って、高価格なCPUの刻印を入れ、ジャンク品で売買しているのではないか?ということがネットでかかれていました。
正直ありえるだろうなぁと思いますし、「壊れていると知っているものをあえてジャンク品として売りに出す」ということをしている人も中にいると思います。
なぜならば昔のような対人販売では様々なやり取りが発生するため、そのようなことはやりづらいとは思います。しかしインターネット経由であれば、電子データで判断できる情報のみが基本となりますので不正が見抜けにくく、ジャンク品で動作未確認。ノークレーム、ノーリターンを前提に落札しているため、出品者のオークション評価もそうそうに悪くないから悪質かどうかを判断することは難しいです。
品質管理の低下?
匿名配送により出品者は簡単に返品や返金を迫られることがなくなったために、昔よりも商品に対する品質が低下しているのではないかと思っています。昔は返品、返金がある程度当たり前でしたし、住所や氏名が相手にわかってしまうため、動作確認や品質には神経質でした。
また入札者を評価で入札制限することができるようになったため、すぐに返品や返金をせまってくるような落札者をシステムが自動的に排除してくれるため、出品者のリスクが昔よりも低減していると思います。
ジャンク品で動作未確認。ノークレーム、ノーリターンの記述の商品を落札した落札者は「動作しなかったとしてもしょうがない」と思っているため、出品者の評価を下げてくるようなことはないと思います。
出品者の良識が問われる…?
一度も開封していません。新品で箱から出していませんが、中古品として出品します。ノークレーム、ノーリターンでお願いします。
とか。
箱付き、保証書付き、つい最近まで使用してました。でもジャンク品、動作未確認で出品します。ノークレーム、ノーリターンでお願いします。
とか。
出品者の立場であれば「そう書きたい」気もわかる気がしますが、何品も何品もこのような記述がある商品を出品していたり、そのような履歴が沢山あるストアや出品者には注意が必要でしょう。何度も出品、履歴があるということはそれだけ利益があるから出品しているわけですし、そんなに新品で購入して中古品として出品できるような状況ってある?と思います。
後者の場合、なぜジャンク品で出品する必要ある?最近まで使用してたんだよね?なぜ最近まで使用してて、ジャンク品で何品も何品も同種の商品を出品できるんだろう?
と。
出品者の立場で考えれば「意図的に壊されて返品・返金を迫れたらたまらない」ということになると思いますが、そもそもそのようなストアや出品者の場合、評価がよいユーザのみが入札できるように入札制限している場合がほとんどです。
評価がよいユーザは、評価の維持、もしくは評価の向上を意識しているため、ノークレーム、ノーリターンの記述通り、クレームをしたことによる報復評価で評価を落とすような行動をすることはほぼないため、ストアや出品者の評価が下がるような状況は起こりづらいのではないかと考えています。
つまり出品者の評価はそれほど当てにならず、出品内容の記述に矛盾や疑わしい部分がないかを落札する本人がきちんと確認する、もしくは落札しないことが重要だと思います。
昔よりも判断しずらく、品質に対する責任も問いづらいため、後悔しないためには、疑わしきは落札せず、それが一番の対策だと思いました。