こんにちは、終活のSEです。
今日は最強のモバイルゲーミング環境を整えるために必要となる、長時間、高画質・ハイリフレッシュレートを支える冷却環境構築方法について記事にしていきたいと思います。
なお本関連記事をまとめて読むことで、最強のモバイルゲーミング環境を整えることができますので、ぜひ次の記事も読んでみてください。
長時間プレイ、高画質・ハイリフレッシュレートを支える冷却環境構築
最近のスマートフォン・モバイルゲームは高画質で負荷の高いゲームやFPSゲームのようにハイリフレッシュレートが必要なゲームも負荷が高いゲームになります。
負荷が高いゲームを長時間プレイすると、発熱が原因でハイリフレッシュレートが維持できなかったり、画面がカクついたりする原因になりますので、冷却環境も重要になってきます。
最強のモバイルゲーミング環境構築の注意事項
本記事、また本記事に関連する記事には以下の注意事項があります。
本記事は Android 端末を対象としていますので、Android 以外の機種での利用をご検討の方はご注意ください。
またご自身が使用されているスマートフォンとご紹介する周辺機器との互換性については、当方ではわかりません。ご自身で調査、ご検討の上、ご自身の責任でご購入ください。
記事でご紹介した周辺機器がお手持ちのスマートフォンと接続・動作できない、動作が不安定といったいかなる不具合・問題でも当方は一切の責任は負えませんので予めご了承ください。
長時間プレイ、高画質・ハイリフレッシュレートの弊害
最近のスマートフォンゲームは高画質にしてキレイな画面でプレイしたり、FPSゲームではなめらかな環境でプレイしたいため、ハイリフレッシュレートを設定したりしませんか?。
このような設定でゲームをプレイすると、スマートフォンのCPUやGPUに負荷がかかるため、通常よりもスマートフォンは発熱する傾向にあり、バッテリーの消耗も通常よりも多い傾向にあります。
スマートフォンの発熱によりパフォーマンス低下
上述のような状態で長時間プレイしていると、CPUやGPUに負荷がかかり続けるため、スマートフォンのサーマルスロットリングという、CPUやGPUの発熱を抑える仕組みが強制的に働く場合があります。
この機能が強制的に働くとスマートフォンのパフォーマンスが制限されてしまうため、快適なプレイ環境を維持することが困難になってきます。
そこで次にご紹介する冷却ファンが有効になってきます。
なお今回利用した Galaxy S22 Ultra 環境では最新機種のため pubg mobile をプレイしてもサーマルスロットリングは起こりません。ご自身のスマートフォン環境でプレイ予定のゲームを実際にプレイし、 プレイ後の CPU/GPUやバッテリー温度を測定して高温になっていることを確認することをオススメします。
冷却ファンの効果
先程説明した通り、高画質・ハイリフレッシュレートの状態で長時間プレイするためには、次の問題を解決する必要性があります。
- CPU、GPUの発熱をなるべく抑える必要性
- バッテリー消耗によるバッテリーの発熱を抑える必要性
この問題を解決するためには、次のような冷却ファンを導入することで効果が見られるかもしれません。
マグネット式の冷却ファン
こちらはマグネット式の冷却クーラーですが、サイジング式と比較した場合のメリット・デメリットは次のようになります。
メリット
- スマートフォンへの着脱が容易
- マグネット式でしっかり取り付けできるため、ズレにくい
デメリット
- マグネット式に対応していないスマートフォンでは利用できない。
- マグネットがない場所へ冷却ファンを取り付けることができない。
サイジング式の冷却ファン
こちらはサイジング式の冷却ファンです。マグネット式と比較した場合のメリット・デメリットは次のようになります。ちなみに両方購入しましたが、こちらの製品の方が動作時のファンの音が多少静かです。
メリット
- マグネット式よりもある程度好きな位置へ冷却ファンを設置することが可能
- スマートフォンのサイズさえあえば、どのスマートフォンでも取り付け可能
デメリット
- マグネット式と比べると取り付けがほんの少し面倒
- マグネット式と比べると冷却ファンが少しだけズレやすい
冷却ファン導入で効果は!?
Galaxy S22 Ultra で冷却ファン導入前と導入後を比べてみましょう。
なおゲームは pubg mobile でリフレッシュレートは最大にしています。
ゲーム実行前 CPUとバッテリーの温度
スマートフォンのケースだけを付けた状態で pubg mobile をプレイ後のCPUとバッテリーの温度
次にスマートフォンのケースを付けた状態で、冷却ファンを装着し pubg mobile をプレイ後のCPUとバッテリーの温度
次にスマートフォンのケースを除けた状態で、冷却ファンを直接スマートフォンに装着し pubg mobile をプレイ後のCPUとバッテリーの温度
測定結果を一覧にしてみると次のような結果になりました。
状態 | ゲームプレイ前 ・ケースあり ・冷却ファンなし | ゲームプレイ後 ・ケースあり ・冷却ファンなし | ゲームプレイ後 ・ケースあり ・冷却ファンあり | ゲームプレイ後 ・ケースなし ・冷却ファンあり |
CPU温度 | 37℃ | 42℃ | 35℃ | 27℃ |
バッテリー温度 | 32℃ | 40℃ | 30℃ | 24℃ |
測定結果からは、冷却ファンの効果は間違いなくあり、
冷却ファン導入で、高画質・ハイリフレッシュレートを維持しつつ長時間プレイが可能!!
ということがわかりました。スマートフォンのゲームにハマっていて、発熱によるパフォーマンス低下に悩んでいる方にはオススメです。
スマートフォンがマグネット式に対応していない場合、どうすればいい?
お手持ちのスマートフォンが iPhone の MagSafe のようにマグネット式に対応していない場合は、スマーフォンの次のようなケースで代替が可能です。
このケースとマグネット式冷却ファンは、思った以上にしっかり取り付けることができて便利だと思いました。
まとめ
本記事では最強のモバイルゲーミング環境を整えるために、冷却ファンを導入し発熱によるパフォーマンス低下を抑えられる効果が得られることを確認できました。
pubg mobile に限らず、ゲームプレイ中に発熱によるパフォーマンス低下に悩んでいる方は、導入を検討してみると良いかもしれません。