こんにちは、終活のSEです。
今日は、いろいろと迷ってたどり着いた自作キーボードが最高だったので記事にしてみました。
また自作キーボードを購入後、ハマりにハマってしまったので、キーボードだけで約4万円もする MODE SixtyFive を予約購入しました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてみてください。
市販キーボードの問題点
最近は HHKB や Razer Huntsman Mini といったコンパクトキーボードが大好きなので利用しています。
理由はコンパクトキーボードは場所を取らない、マウスまでの移動距離が少ないからです。
ただしそのメリットが成り立つための前提条件があります。
キーリマップ機能が必須!!
コンパクトキーボードには、必ず
キーリマップ機能が必須!!
私はこれがなければコンパクトキーボードの使い勝手が下がってしまいます。
コンパクトキーボードは、矢印キーやページアップやページダウンがメーカー毎に設定されているキーが基本的に異なります。キーボードやメーカー毎の仕様にいちいち慣れていては作業効率低下が著しく、時間が無駄になってしまうでのデメリットしかありません。
そのためコンパクトキーボードにはキーリマップ機能が必須であると考えています。
キースイッチ変更(ホットスワップ機能)が必須!!
テレワークをしていると必ず
キースイッチ変更(ホットスワップ機能)が必須!!
テレワークが当たり前になり、使い慣れたキー配列とキーマップのまま、気分で打鍵感や打鍵音を変えたいと考えるようになりました。
打鍵感や打鍵音を変更するためには、キースイッチ変更(ホットスワップ機能)が必須になってきます。ハンダを使ってキースイッチに対して一つずつ作業してもよいのですが、なるべく時間をかけずにキースイッチ変更(ホットスワップ機能)をして、打鍵感や打鍵音を変更したいと思うようになりました。
何より打鍵感や打鍵音を変更できるだけで気分が上がる場合もあります!!
そのためには、このキースイッチ変更(ホットスワップ機能)が必須となってきました。
市販キーボードの問題点
60%レイアウトキーボードで欲しい機能が、キーリマップ機能とキースイッチ変更(ホットスワップ機能)ですが、両方を備えているキーボードは非常にまれです。
特にキースイッチ変更(ホットスワップ機能)は、キーボードの売れ行きに影響するためか、2021年3Q時点でこの機能を備えているキーボードはほとんどありません。
この市販キーボードの問題点を解決できるようなキーボードを探してきました。
自作キーボード購入
調べてみると、私の知らないメーカーのもので市販キーボードの問題点を解決できるようなものがありました。
ただ、調べていくと自作キーボードにも次のようなデメリットがあるようです。
- 基本的なものを一式揃えると送料込みでも、最低15,000円以上。
- 好みにあうケースデザインが少ない、または好みに合うものは売り切れ。
- PCB はあるが、ケースの売り切れが多く、その逆も然り。
予算があっても、欲しいケース、欲しい PCB を一式揃えることが難しい場合があるようです。
また Cherry スタビライザーを利用している場合に、カチャカチャ音がひどい方は、私が施した静音方法を試してみると、うまく静音化できるかもしれません。
KBDFANS TOFU60 DZ60RGB-ANSI V2 HOTSWAP DIY KIT
いろいろと調べて KBDFANS というサイトから自作キーボードを購入しました。
海外サイトからの個人輸入のため、注文から商品到着まで約10日かかりましたが割と早かったです。
箱の中には 3つのダンボールと1つの付属品。
無造作に1つの付属品が出ていたのは謎。
キーボードケースは白にしました。
このケースはかなり重量がありますが、打鍵時の反響音を抑える役目があるそうです。
次にPCBが入っているダンボールを開けると、KBDFANSという文字が。
PCB は DZ60RGB-ANSI V2 HOTSWAP を選択。
まずキーボードケースの裏面に滑り止めを貼り付けます。
ちなみにキーボードケース右側に見える穴は、PCBのリセットボタンを押すための穴です。
次に PCB を取り出し、スタビライザー部分に静音対策を施しました。
ただ次回からは面倒なので、スタビライザー部分の静音対策部品を購入しようと思っています。
静音対策でのため、メラニンテープをスタビライザー部分に貼りました。
汚いですが、メラニンテープで段差ができないよう、均一になるように貼ったつもり。
拡大するとこんな感じ。
次にスタビライザーを組み上げます。
こちらも写真のようにメラニンテープを貼り、ルブも施しました。
追加でスタビライザーの中心部分の下にもメラニンテープを貼り付け。
PCB にスタビライザーを取り付けたので、次に吸音フォームを取り付けます。
裏面も同様に吸音フォームを取り付けます。
PCB に取り付けた吸音フォームの上に、プレートを付け、キーボードケースへ取り付けます。
最後にキースイッチとキーキャップを取り付け完了。
側面。こうしてみると無骨なデザイン。
本当は TFV2 ANSI レイアウトのキーボードケースが良かったけど、いつ再販されるのか不明だったので 今回のキーボードケース TOFU60 になりました。
接続方式は、USB-TypeC のみで、USBケーブルは付属。
キースイッチやキーキャップ引き抜き工具はついていなかったので別途購入が必要。
前回購入した Drop + Invry Holy Panda キースイッチ。
Drop サイトから直接購入したほうが断然安いので要注意。
キースイッチやキーキャップ引き抜き工具がついていて、かつキースイッチをルブ(潤滑)することができます。
キーキャップ引き抜き工具だけ購入するなら違いがない(私にはわからなかった)ので、以下でも良い。
自作キーボードを組み上げは容易だが工具は必須
まずマニュアルは付属していませんでした。
KBDFANS サイトに製品を組み立てる動画が紹介されているので、それを参考に組み立てました。
組み立ては容易でしたが、小さいサイズのドライバーが必要なるので、サイズが色々と選択できる工具があれば便利。
組み立ての作業時間は、ルブ(潤滑)を施したため約1時間程。ルブ(潤滑)作業がない場合は、30分もあれば十分に組み立てられます。
自作キーボードは打鍵音が最高!!
冒頭でも書きましたが、このキーボードケースは非常に重たいためか打鍵時にまったく反響音がしません。まずこの点が今まで出会ったキーボードの何よりも素晴らしいです。
今回キースイッチには、Drop + Invyr Holy Panda を使っていますが、打鍵音は小さくなったものの更にハイヒールのカツカツという音に近くなって、打鍵時の心地よさが更に増しました。
打鍵感については、キースイッチによるものがほぼすべてのためそれほど変化はありませんが、打鍵音が最高になったので、打鍵感も良くなったようなフラシーボ効果も得られて非常に満足しています。
60%キーレイアウトの弱点を克服
今回購入した PCB には、キースイッチ交換(ホットスワップ機能)がついており、気分転換にキースイッチを交換することができるようになりました。
またキーリマップ機能もサポートしており、VIA という GUI ツールを使って、キーリマップに関する設定を行うことができます。
よく理解していませんが、このキーボードのレイヤーは全部で4つ?のようです。
レイヤー0は通常キー入力する場合に使用され、左シフトキーを押すとレイヤー2のキー配置、左Altキーはレイヤー3のキー配置を利用するように設定変更しました。
写真はレイヤー2の設定ですが、HHKB と同じようにキー配置したかったため、左シフトキーを押したときに Delete キー用に設定。レイヤー3は、VIMなどで利用する移動キーの一部を設定。
非常に細かいところまでキー配置を設定することができ、マクロやライティングまで変更することが可能です。少し触るだけで慣れて使い勝手は非常によった印象です。
なおキーマップを変更する際に参照したキーコード一覧はこちら。
まとめ
自作キーボードを組んで、得られたメリットは次の3つ。
- 好みのキーレイアウト、ケースなどお金と在庫さえあれば、好みのキーボードに仕上げられる。
- キースイッチ変更(ホットスワップ機能)やキーキャップ変更を好みや気分で容易に変更可能
- 打鍵時の反響音がなくなり、理想の打鍵音により近づけた。
デメリットは次の2つでしょうか。
- ゲーミングキーボードに求めるような特徴は、キースイッチ以外では得ることはできない。
- キースイッチ変更(ホットスワップ機能)が必要なければ、わざわざ高価な自作キーボードを作成しなくても、リーズナブルで機能性のあるキーボードが沢山ある。
個人的に大変満足しており、今は好みのキーボードケースを探しつつ、更に自作キーボードの購入を検討しています。