こんにちは。終活のSEです。
最近キーボードを眺めているとよく知らないメーカーのキーボードが目に止まりました。
今回は Pulsar Gaming Gear PCMK メカニカルキーボードのレビューをしていきたいと思います。
本記事のテーマ
Pulsar Gaming Gears PCMK メカニカルキーボードを詳細に説明します。
なお今回レビューする製品はPulsar Gaming Gears PCMK メカニカルキーボード Kailh Speed Silver リニア軸のレビューになります。
Pulsar Gaming Gears PCMK
ちなみに Pulsar Gaming Gears PCMK は、韓国の会社を通して、日本法人を通して販売しているキーボードになります。
では、まずは外装・付属品の確認をしていきましょう。
外装と付属品
外箱は、真っ黒なダンボールに入っています。
pulsar ロゴがはいっています。
箱を開けると、丁寧に梱包されているキーボードたち。傷は付きにくそうです。
付属品は一般的なものと、何故かテンキーのキーキャップと予備のキースイッチが3つはいっていました。
品名 | 個数 |
Pulsar Gaming Gears PCMK | 1台 |
キーキャップ・キースイッチ引き抜き工具 | 1個 |
テンキーキーキャップ | 1袋 |
予備キースイッチ | 3個 |
USB Type-Cケーブル | 1枚 |
ステッカーなど | 1冊 |
テンキーレスレイアウトキーボード
今回は Pulsar Gaming Gears PCMK テンキーレスタイプを選択。パッと見た感じの印象は清潔感があっていい感じだと思います。
キーボードの裏面はひと工夫あるスケルトンタイプキーボード
背面はスケルトンになっているため、PCBを直接見ることができます。またケース裏のゴムパットも5つと、安定してキー入力時の衝撃を吸収できそうです。
ケース裏にもpulsarのロゴが入っていて細かい細工があります。
スタンド調整機能は2段階
キーボードの傾きを2段階で調整できるスタンド機能ついています。
1段階目のスタンドを立てた状態。先は柔らかい素材でできているため、キー入力時の振動も吸収できそうですし、すべりにくい素材でできているようです。
2段階目のスタンドを立てた状態。1段階目のスタンドと傾き以外の違いは特にありません。
取り外し可能なUSB Type-C 接続コネクタ
USB Type-C 接続ケーブルの取り外しタイプのため、デザイン的にもキレイですし、利便性も考慮されています。
バリ処理が今まで一番キレイなキーキャップ
キーキャップのデザインはかなりキレイで気に入っています。
今まで見た中でバリの処理が一番キレイなキーキャップ。バリ処理をキーキャップ内側で膨らまして処理することで、バリが残りにくい工夫をしているように見えます。
いずれにしてもバリ処理は、今までの中で一番キレイだと思いました。
キースイッチ取替可能なホットスワップ機能
付属している工具でキーキャップを引き抜きます。
キーキャップを引き抜いた後、付属している工具でキースイッチを引き抜きます。
後は、逆の手順で交換したいキースイッチを差し替えれば、キースイッチ交換は完了です。
16.8 M RGB LED で色鮮やか
ゲーミングキーボードによくある RGB LED に関しては、このキーボードにもそなっていて専用ソフトウェアを使えばカスタマイズも可能です。
Nキーロールオーバー対応
キーテスターで試したところ、Nキーロールオーバーには対応されてそうです。
複数キーを素早く同時に押す場合でも問題なく対応できるため、ゲーミングキーボードとしての役割は十分に果たしてくれそうです。
各種フォームとルブで一般的な静音性は確保
スペースキーに見える黒い部分は、スペースキーを押した場合に不快な音が発生しにくいようにする対策が施されています。
また赤色の部分は、PCBと言われる基盤とキースイッチプレートの間に挟まれているフォームです。このフォームでキー打鍵時に不用な音の発生を防ぐ役割があります。
今回 Kailh Speed Silver リニア軸を利用していたわけですが、この各種フォームのお陰で不用な反響音もなくキーボードレベルの一般的な静音性は確保されていると感じました。
またShiftキーなど、キーが多いものにはスタビライザーというバーのようなものがついていますが、このスタビライザーもルブという潤滑作業が施されています。
スペースバーなどもどうようにルブがされており、スムーズな打鍵感、打鍵時にこすれるような音の発生を極力防ぐような対策が施されています。これによりルブが施されていないキーボードよりもスムーズな打鍵感、静音性が実現されています。
なお打鍵感・打鍵音と静音性はトレードオフですが、静音性を気にする場合は、静音(Silent)と記載があるキースイッチを必ず選択しましょう。そのほうがキーボード購入後によくある「思ったよりもうるさかった」という後悔をすることが少なくなるように思います。
Fusionソフトウエア
Pulsar Gaming Gears PCMK 専用ソフトウェア Fusion を使えば、RGB ライティングや、マクロ、キー割当などを自由に設定することができ、ゲーミングキーボードでは一般的になっている機能は当然利用することができるようになっています。
実際に実機を触ってからの感想
実際に実機を触ってみたのでいくつか実感や感想を書いてみました。
キーボードの質感・キータッチはともに良好
キーボードの質感やキータッチはともに良好。
初めて Kailh Speed Silver リニア軸を打鍵しましたが、ちょうど良い重さで打鍵音も不快なほどでもなく心地良い感じでした。
ホットスワップ機能もあるので、特定のキーのみキースイッチを交換してカスタマイズすることが可能ですから、キースイッチに空きて他の打鍵感や打鍵音など目的に沿ったものに交換できるのも大きいですね。
キーマッピング機能が少し残念。
キーマッピングは専用アプリ常駐が条件
キーマッピングがPulsar Gaming Gears PCMK アプリを利用することで可能ですが、アプリが常駐していなければなりません。
ここはゲーミングキーボードを名乗るわけですから、アプリで制御するわけではなく後発のゲーミングキーボードらしく、キーボード本体に書き込みをして対応して欲しいところなのかなと感じました。
そのほうが常駐アプリの動作や負荷に左右されないため、キーボードのレイテンシや機能も安定するのではないかと思いました。
USB Type-C コネクタ付近の形状が問題!?
USB Type-C コネクタ付近の形状のせいで、他のUSB Type-Cケーブルが使えない場合がある
まず私が持っているAnkerの USB Type-C ケーブルはコネクタ付近の形状が問題で接続することができませんでした。お気に入りの USB Type-C ケーブルで接続を考えている人は要注意です。
それともう一つは、USB Type-C ケーブルの接触が悪く何度接続しなおしてもキーボードを認識してくれませんでした。とにかく思い切り押し込むと良いのかもしれませんが、正直初期不良かと思うぐらい認識しなくて引きました。
まとめ
ゲーミングキーボードで定番となっている機能とホットスワップ機能がついて1万円台前半であれば十分満足できる品質のキーボードだと思いました。
- キーマッピングがキーボード本体に保存して欲しい
- キースイッチの作動点などを変更したい
ただ他のゲーミングキーボードにある上記のようなゲーミング機能を求めるのであれば、価格はかなり上がると思いますが目的の機能を持ったキーボードを選択したほうが良いと思います。
今回 Kailh Speed Silver リニア軸を選択し、初めて利用したわけですがそれなりに静音で、打鍵感も打鍵音もともに心地良かったです。
ホームページでは静音として紹介されていましたが、他の静音スイッチと較べてみるとそれほど静音ではないと感じましたが使い心地は良かったです。絶対的な静音が必要でない場合は、作動点も浅いため素早いキー入力が必要なゲーミング用途には有効だと思います。
価格と機能性のバランスが絶妙な Pulsar Gaming Gears PCMK メカニカルキーボード。1万円台前半の価格でゲーミングキーボードを探している方はオススメのキーボードです!