こんにちは、終活のSEです。
Wifiを使わない日はありません。
初めてスマートフォンを手に入れた日が2011年頃ですが、その頃と比べると近年はWiFiを利用する端末がものすごく増え、ms単位の通信遅延が影響を及ぼすようなゲームコンテンツも増えてきました。
そこで現在利用しているWiFi環境の現状把握をして、新しいWiFi6ルーターへの買い替えを検討してみることにしました。
今利用しているWiFiルータ
現状屋内で利用しているWiFiルーターは2台。
バッファロー WXR-1750DHP2
プロバイダ契約時にレンタルしたルータ。
このルータの発売日は2017年4月と約4年前で、WiFi5までの通信規格に対応しています。
このルーターは、WiFiや有線LANの通信量がかなり増えるとよくハングアップしてしまう安定性がイマイチな製品。
NEC Aterm WR9500N
今のプロバイダ契約よりもずっと前に購入したルータ。
2011年10月頃に発売されたルータは、WiFi4までの通信規格に対応していますが、バッファローのルータよりも古いです。
ただ今までハングアップしたことはなく、安定性は抜群のルータです。
屋内通信環境
1Fは、バッファローWXR-1750DHP2ルータ、2FはNEC Aterm WR9500NルータでWiFiの通信エリアをカバーしています。
これを最新のWiFi6ルータに置き換えてみて、WiFi通信速度や有線LAN通信速度がどのように変化するのか確認してみたいと思います。
WiFi6ルーター何が良くなる?
ちなみにWiFi6ルーターに置き換えることで何が良くなるのかというと、大きくは次の2点です。
複数デバイスへの同時通信が可能
WiFi5よりも約1.4倍高速
WiFi6 ルーター購入前の事前確認・注意点
よくあるWiFi6ルーター購入前の事前確認と注意点として次の4点があげられます。
- IPv4 over IPv6(v6プラス)接続方式サポート
- WiFi 6 ルーターに接続するデバイス相性
- WiFi6 ルーターは歴史が浅い
- Wi-Fi CERTIFIED 6認定プログラム
では、それぞれを具体的に見ていきましょう。
IPv4 over IPv6(v6プラス)接続方式サポート
IPv4 over IPv6(v6プラス)接続方式を利用してプロバイダと接続し、インターネット利用をしている方は、WiFi6 ルーター購入時にIPv4 over IPv6(v6プラス)接続方式がサポートされているルーターか事前確認しておきましょう。
バッファロー製など、昔から日本国内でルーターを販売しているメーカーは、IPv4 over IPv6(v6プラス)の接続方式をほとんどのルーターがサポートしています。
しかし最近日本国内に参入してきた海外メーカーは、IPv4 over IPv6(v6プラス)の接続方式をサポートしていないルーターがあります。
IPv4 over IPv6(v6プラス)接続方式がサポートされていないルーターの場合、そもそもインターネット利用ができませんので注意が必要です。
WiFi 6 ルーターに接続するデバイス相性
WiFi6 ルーターに接続するデバイスとの相性を口コミや仕様から確認しておきましょう。
ほとんどの場合、WiFi6 に対応していないデバイスでもルーター側が WiFi4 や WiFi5 に対応しているため問題ない場合が多いです。
しかしWiFi 規ルーター側、ルーターに接続するデバイス側にも問題がないにもかからず、WiFi接続が途切れる、WiFi接続ができない、といった口コミが見られます。
WiFi6 ルーター購入前の事前確認として、購入しようとしているルーターで次の2点のような問題があがっていないか確認しておきましょう。
- 接続するデバイスがサポートしているWiFi規格がサポートされていること。
- 口コミで具体性のある相性問題が上がっていないか。
WiFi6 ルーターは歴史が浅い
WiFi6 ルーターが多数ではじめたのは2019年3月以降、現在の2021年1月時点でも約2年と歴史は浅いです。
ルーター側もデバイス側もWiFi6規格に沿った実装がされているものの、細かな制御の違いで、パフォーマンスが出なかったり、接続が途切れたり繋がったりと、期待する動作にならないことがあります。
個人的には3年程経過すると、WiFi6 製品価格も値下がりし、相性問題も減り、安定動作する製品も多くなってくると思いますが、まだ2年と歴史が浅いため、ある程度のリスクを考慮してWiFi6対応ルーターを購入する必要があると思います。
Wi-Fi CERTIFIED 6認定プログラム
2019年9月16日に発表されたWi-Fi CERTIFIED 6認定プログラムというものがあります。
このWiFi6 認定ロゴを取得している製品は、独立した認定試験所で様々なデバイスと様々なテストを行い検証され特定の要件を満たした製品ということになります。
ただこの認定ロゴを取得している製品だと、全く問題ないのかというと、他の製品と同様、不安定、接続が途切れる、使っていると途中でパフォーマンスが落ちるといった口コミが見られます。
認定ロゴがない製品よりも、認定ロゴがある製品が優れているか?というわけではなさそうです。
個人的に選択する WiFi6 ルーター
せっかく新しいルーターに買い換えようとしているわけなので、WiFi性能が良いものを選択したいことと、IPv4 over IPv6(v6プラス)接続方式をサポートしているルーターでなければなりません。
以下、IPv4 over IPv6(v6プラス)接続方式をサポートしているルーターで、個人的にいいなと思ったものを探してみました。
なお WiFi ルーターの設置場所を変更することで速度改善がされないのか確認もした記事もアップしました。興味がある方はこちらの記事を参考にしてみてください。
NEC Aterm AX6000HP
私の経験上、家庭用ルーターでは安定性のあるメーカーのNEC。
WiFi6ルーターではフラグシップモデルとなっており、5GHzが8ストリームの4803Mbps、2.4GHzが4ストリームの1147Mbpsと、従来のWiFi5よりも約2.7倍となる通信ができるようになった製品のようです。(Mbpsは理論値)
またNECのルーターは、ちゃんと不具合などを修正してファームウェアをリリースしてくれるイメージを持っているメーカーです。
ただ口コミを見ると、Wi-Fi CERTIFIED 6認定プログラムで書いたような内容の口コミが多々見受けられます。
また私が利用しているプロバイダに接続できないという口コミが上がっていましたが、IPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)接続確認済みリストには載っているので問題ないとは思うのが気になるところ。
→こちらの記事で問題なく接続できることを確認済。
バッファロー WXR-5700AX7S/N
10GbpsのWANポートを備えたWiFi6ルータ。
バッファローのフラグシップモデルではないため、5GHzが4803Mbps、2.4GHzが860Mbpsと、NECフラグシップモデルよりは2.4GHz 帯は少しMbpsが下がるものの古いルーターと比べると高速であることには変わりません。
安定性が高くなっているのか気になるところで、口コミを見る限りは、NEC製ルーターと同じような口コミでした。
他メーカーのルーター
アメリカ製のASUSはゲーミング向けのルーターを販売、英国製のネットギアは昔利用していたスイッチングハブ使い勝手が良かったメーカーなのですが、どちらもIPv4 over IPv6(v6プラス)接続方式をサポートしていません。
正確にはサポートしている製品もありますが、販売終了品だったりするので今回の検討するルーターの選択肢から外しました。残念。
WiFiルーター設置場所変更
WiFi6ルーターに置き換える前に、既存のWiFiルーター設置場所を変更してどれだけ通信速度が安定、アップするのか測定し、こちらで記事にしてみました。