こんにちは、終活のSEです。
今日はディスプレイに関するHDR/DisplayHDRについて調べてみました。
HDR/DisplayHDR
HDRはディスプレイに送る映像データ規格。
DisplayHDRは送信されてきたHDRの映像データをディスプレイが表示するための規格。
HDR(High Dynamic Range)
HDRとは High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)の略称で、広い明るさの幅を表現できる表示するためのデータ技術。
HDRには HDR10, HDR10+が規格としてあり、HDR10+は後方互換がありHDR10にも対応する。
HDRは明るい部分と暗い部分のどちらの階調も犠牲にすることなく、リアルな表現が可能な映像データとなっている。
DisplayHDR
ディスプレイがHDR映像データを受け取りHDR映像を表示するための規格。
なおHDR映像データであるHDR10に対応していなければならない。
DisplayHDRにはDisplayHDR 400, DisplayHDR 600, DisplayHDR 1000があり、エントリー、メインストリーム、ハイエンドの3種類が存在する。DisplayHDR 400 はHDR映像表示の最大輝度(nit)を表しており、ハイエンドになるほど最大輝度は上がっていくためより輝度による表現力が上がるといえる。
またDisplayHDRでは、色による表現力も規定されていて、DisplayHDR 400はsRGB色空間カバー率95%以上、DisplayHDR600, 1000は、sRGB色空間カバー率99%以上とDCI-P3色空間カバー率90%以上である必要があり、規格が上がるほど色による表現力も上がると言える。
HDRに対応した映像を見るために必要な要件
HDR は次の要件を満たしていなければ、実際に見ることは出来ない。
- HDRをサポートしているCPU、またはビデオカード
- HDRをサポートしているディスプレイ
- HDRをサポートしているコンテンツ
つまりHDRをサポートしているディスプレイだけではHDRの映像を見ることが出来ないので注意が必要。